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パズル道場セミナー

 昨日パズル道場のセミナーに行ってきました。パズル道場の価値を保護者、生徒にしっかり伝え、お金を払う値打ちがあるしっかりした道場としての「空気感」の指導方法の研修でした。
童学舎は2009年の秋からパズル道場を開いています。長いことやっていると思います。昨日セミナーに出席して改めて初心に帰るというか導入した当時のことを思い出しました。そこで当時に保護者向けに書いた文章を再録したいと思います。


考えるということ  2009年11月1日
「考えることをどこまで教えられるか」ということについて示唆に富む本を読んだので紹介します。
 
わたしたちはいつの間にか「これをわからせる、あのこともできるようにする」という教授目標なるものに目をうばわれてしまい、これをやらせたあとあれをやらせるというヤラセ主義に陥ってしまうのである。……「考えることの教育」というとき、わたしが目ざしていることは、このようなヤラセ主義の延長としての「考えさせる教育」ではない。考えることが本来当然であるときに、考えさせ、また、いくらでも考えを深めていけるような教材を用意した上で、考えることのすばらしさを教師も子どもと共に体験していくとき、問いに対する答えを得ることよりも、もっともっと大事な、もっともっと楽しい世界があることに教室中が気づいていく。こういうことを中心にすえた教育のあり方をさぐりたい。    『考えることの教育』佐伯胖(さえきゆたか)国土社

 佐伯さんは「考える」とは「正しい答えを出す」ことではなくて「吟味すること」であり、教師が「教え込む」のではなく「触発する」ことを理想とする触発的教育観というものを述べています。私も小学生、それも特に低学年の子どもは「正しい答えを出す」ことよりも、ただ集中してあーだこーだ考えていること自体が大切だと思います。それには子どもたち自身が「納得できる」まで待ってあげる、時間を充分にとることが必要です。「納得できる」まで待つのはなかなか困難ですが、パズル道場という新しい時間枠を設けることで今まで以上に待つことができると思います。 
 パズル道場は子どもたちの短期的なモチベーションupのために進級の検定などを行いますが「できなくても、考えた分だけ、かしこくなる!」ということを大切にしています。そこが気に入りました。その時間は「できた」「できない」にこだわりません。子どもたちを、できたかどうかという評価から解放してあげたいと思います。ご家庭でも「今日検定に合格したの?」ではなくて「よく考えて来て良かったね、えっ検定も通ったの!ラッキーね」などという声かけをお願いします。
 また知識・解法の理解と定着といった「見える学力」も習得していかなければなりません。「できる」ようになるための繰り返しの訓練は学校でもやっているため、それで評価されることも慣れています。考えるだけでいいというのは慣れていないので戸惑ってしまいます。「見える学力」を深めるとともに、考えるだけでいいよという時にはそれを強く意識させ、子どもたちにスイッチを切り替えてもらいます。
 理想と現実は違い、当教室もまだまだできていないことばかりですが「考えること」にこだわり、子どもたちが「納得する」学習ができる環境、教室空間づくりにこれからも励んでいきます。         


 以上なのですが、今読んでもこの考えは変わりません。考えること自体が楽しい、本を読むことが好き、算数や国語の科目自体が好きにになる子を育てていきたいと思います。

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